こんにちは!こーへいです。
今日は、私の勤務するデイサービスで、パートでありながら国家試験に挑戦した人の紹介をします。
デイサービス勤続10年のパート・田中さん(仮名)
田中さん(入社当時36歳)は、2010年に入社しました。
うちは当時流行ったリハビリデイでした。(午前、午後で入れ替え制の半日タイプのデイサービスです。食事、入浴なしの運動特化型デイ)
田中さんはこれまでの経験を活かし、運動指導を担当し、利用者様の運動プログラムの作成や評価も行なっていました。
介護職としては全くの未経験でした。
勤務形態は、ご主人の扶養内で働きたいので週3・4日の非常勤パートでした。当時はお子さんも小学生たったので、家庭優先で働いていました。
介護福祉士国家試験を受験するきっかけ
それは、2017年の受験資格要件の変更でした。
2016年までは、介護職としての実務経験が3年以上あれば、受験資格を得ることができていたのです。
この変更をきっかけに、「今までの仕事の経験を活かした国家資格が取れるのならば」と、「介護福祉士の国家試験を受験したい」と私に申し出たのでした。
結果・・・
見事合格でした!!
この時、田中さんと一緒に働いていた他のパートさんも数名一緒に受験していて、全員一発合格でした。
みんな優秀!
みんなパートさんなので、家事も子育てもしながらでした。
この時私は、「試験受けるんだ」「ふ〜ん」くらいにしか思っていませんでした。
「受かるといいですね(棒読み)」みたいなw
実務で入浴介助や、食事介助、排泄介助など経験していなくても受けられます。もちろん、専門家としてなんでもできるよう、実技の勉強や練習も必要です。
田中さんも介助の経験はほとんどありませんでしたが、当時は「介護技術講習」を受講して基礎的なことは学んでいました。
田中さんが介護福祉士国家資格を取得したことで得たもの
実は、私は来年の国家試験を受験予定です。
なぜか・・・
もしかしたら、田中さんが資格を取ろうと思った時の気持ちに近いものがあるかもしれません。
給与アップ
田中さんの時給が上がりました。当時は900円台。今は1200円近い時給です。
自信と信頼感
運動特化デイとはいえ、介護事業所なので、ご高齢の利用者様に対する専門的な知識を得たことは、いざ介護実務が必要となった時に対応できる自信になったのではないでしょうか。
また、周りの職員からも「介護福祉士」という専門家の称号を得たことでより信頼されるようになっていった気がします。
将来性
資格があれば、介護・障害の福祉分野で職に困ることはなさそうです。
日本は超高齢社会になります。将来介護職は何十万人不足する、なんて言われていますし、人対人の仕事がなくなることはないので、将来的にも需要が高い職種です。
その他
今は、受験資格に「実務者研修」の受講が必須要件となっているので、研修を受けるためには時間(課題とスクーリング)とお金(10万円以上)がかかります。
それらがかかる前に合格できたことは大きなメリットだったと思います。
※受験資格についてはこちら
まとめ
介護福祉士国家試験は、実務経験の要件を満たしていれば、パートでも受けられます!
田中さんは、仲間と相談しながら受験準備をしていました。一人では挑戦することが難しくても、仲間がいれば乗り切れることもありますよね。
仕事仲間を誘って、挑戦してみてはいかがでしょうか?
会社の協力も必要です。
仲間ができるいい雰囲気の職場なら、上司も挑戦を応援してくれるはずです!
・実務経験(3年以上勤務していて、540日以上の勤務実績)を確認しましょう
・実務者研修を受講しましょう(受講日、期間と受験の要件に要注意です)